2007年 02月 01日
WAXについて考えてみる |
今日はWAXの話を少々。
あくまで自分で使用した感想とお客さんとのやり取りから。
使用中のちびたWAX達
競技上がりでもなく、インストラクターでもない、
バブル時代のいわゆる「極楽スキーヤー」の私が思う程度のお話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2016.1.23追記2)
この記事は2007年のものです、
記録として残しておきたいので、記事の変更はあえていたしませんが
2016時点では、ちょっと思うところがありまして、ベースワックスはあまりこだわりを持つことが無くなりました。
ガリウム、SWIX、TOKOなどの柔かめのワックスを使い分けています。
ただし、滑走用にはTOKOのユニバーサル(0℃~-30℃)を使用しています。
(2013.12.2追記1)
2013時点では、ベースワックスに●●社の硬いワックスを使用しております。
ケバ取りに良いこと、アイロン120℃でも容易に溶け、
冷えると硬くなる使い勝手の良いワックスです。
単体でも滑走性は十分ですが、寒い安比地域ならではと。
滑走用メインにはTOKOレッドを中心に使用しています。
また、ネットなどでご依頼のお客様の使用地域を考慮し、
TOKOミックス、オールラウンドなど。
時期によりガリウムブルー、ピンク、アテインなどを使用予定です。
以下、当時の記事にもどります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当工房のメインはガリウムとSWIX。
特別深い意味はなく、以前の仕事場で主に使用して来た事、そして使い易いこと。
もちろんコストでも有利なこと。
最終ベース仕上げでは、指定されない限りガリウムプロショップ用ベース。
滑走用はSWIXユニバーサル(オールラウンド)これもショップ向け。
エーッと思うかもれませんが、もともと雪質の良い安比だからかも知れません、
よほどの悪条件以外、日中・ナイター問わず予想外に走ります。
いつ、どこで、どこを滑るのかわからない一般ゲレンデスキーヤーにはベストです。
(滑走用としてガリウムプロショップベース単体でも十分です。)
以前の仕事場でお客様にサービス後「よく走るけど何のWAX塗ってんの?」て
何度も聞かれました。
「SWIXオールラウンドです」って説明しても疑ってましたけど。
フッ素系は滑走能力はより高いのですが、耐久性に難あり。
競技板のようにベースしっかり作り上げた板ならまだしも、
さほど仕上がってない板に塗ってもすぐに滑走性が落ちるような・・・。
やはり浅く広く対応幅の広い「オールラウンド」。侮れません。
以下、各メーカーの使用感です。(おもにパラフィン系)
(あくまで塗布時の使用感覚です。本来の滑走性能とは全く次元の違う感想です。
滑走性はお客様からの声をもとにしています。)
〈ガリウム〉
メードインジャパン、しかも東北製。という事でメインに使用しているユーザー多いんです。
割安感有。しかし、塗りずらくムラでやすい。特にワックス重ねてない板。
剥がす時もパラパラ・カリカリ感が強く本数こなすには一苦労。
仕上がり時のツルツルピカピカ黒光り感は一番。
滑走性は良し悪し両極聞かれる。スポット的にビンゴ!って感じなのでしょうか。
〈SWIX〉
とにかく無難、やはりメインで使用していたからでしょう。
でも、知名度の割りに、この辺りでは使用してるユーザー少ないです。何故?
滑走性も「はずれ無し」「特に悪くないんじゃない」と、まったりぽいです。
〈HOLMENKOL〉
数年前、近隣スポ少中心に講習会を開催していたようで根強いユーザーが多いです。
ワックスチャートが事細かいのでチョッと選定むずかしい。自分の勉強不足。
この辺りでは、「困ったらジーダブ(GW25アディティブ)」の神話があるようです。
〈TOKO〉
実は、昨シーズン初めて使用したんです。それまでなかったんです。すんません。
使ってあーらビックリ、伸び・馴染みがいい、剥がすのもいたって容易、シュルシュルって。
SWIXも使い易いけど、同等かそれ以上。来シーズンメインに検討したいです。
競技者で結構ユーザー多いですね。
〈R≒0〉
アールゼロです。数年前から気になってまして、昨シーズン初めて使用。
使用感はやはりガリウムに近く、シリーズ全体硬めのコンセプトなので、塗りずらい。
なれない方は難しいかもしれません、ソール焼付けに要注意です。
割高ですし、業務用としてはちとツライ。
でもね、このワックス、走ります。
昨年はシーズン終盤からだったので、高温用メインでした。・・・いいです。走ります。
あとは耐久性等データ不足で。
自分ではこれ使ってます。ハイシーズン用ワックス(パール)買わねば。
その他、いろいろなメーカー出てます。もし他で、使用感など判る方お知らせください。
いろいろ書いてみましたが、
ネット検索してみても「メーカーによる性能差はそれほど無い」という話が多数です。
結論から言うと私も全く同じです。
あるとすればメンタル的なところから来る「個人の思い入れ・思い込み」、
たとえば使用したその日の天候・雪質・コース状況・モチベーション、
あるいは友人とかの比較で、それ以降「○○製のワックスは良い!」って事になります。
私は、それでいいと思います。
そんな事での喧々諤々も「レジャー」であるスキーのもうひとつの楽しみだと思うのです。
あくまで自分で使用した感想とお客さんとのやり取りから。
使用中のちびたWAX達
競技上がりでもなく、インストラクターでもない、
バブル時代のいわゆる「極楽スキーヤー」の私が思う程度のお話です。
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(2016.1.23追記2)
この記事は2007年のものです、
記録として残しておきたいので、記事の変更はあえていたしませんが
2016時点では、ちょっと思うところがありまして、ベースワックスはあまりこだわりを持つことが無くなりました。
ガリウム、SWIX、TOKOなどの柔かめのワックスを使い分けています。
ただし、滑走用にはTOKOのユニバーサル(0℃~-30℃)を使用しています。
(2013.12.2追記1)
2013時点では、ベースワックスに●●社の硬いワックスを使用しております。
ケバ取りに良いこと、アイロン120℃でも容易に溶け、
冷えると硬くなる使い勝手の良いワックスです。
単体でも滑走性は十分ですが、寒い安比地域ならではと。
滑走用メインにはTOKOレッドを中心に使用しています。
また、ネットなどでご依頼のお客様の使用地域を考慮し、
TOKOミックス、オールラウンドなど。
時期によりガリウムブルー、ピンク、アテインなどを使用予定です。
以下、当時の記事にもどります。
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当工房のメインはガリウムとSWIX。
特別深い意味はなく、以前の仕事場で主に使用して来た事、そして使い易いこと。
もちろんコストでも有利なこと。
最終ベース仕上げでは、指定されない限りガリウムプロショップ用ベース。
滑走用はSWIXユニバーサル(オールラウンド)これもショップ向け。
エーッと思うかもれませんが、もともと雪質の良い安比だからかも知れません、
よほどの悪条件以外、日中・ナイター問わず予想外に走ります。
いつ、どこで、どこを滑るのかわからない一般ゲレンデスキーヤーにはベストです。
(滑走用としてガリウムプロショップベース単体でも十分です。)
以前の仕事場でお客様にサービス後「よく走るけど何のWAX塗ってんの?」て
何度も聞かれました。
「SWIXオールラウンドです」って説明しても疑ってましたけど。
フッ素系は滑走能力はより高いのですが、耐久性に難あり。
競技板のようにベースしっかり作り上げた板ならまだしも、
さほど仕上がってない板に塗ってもすぐに滑走性が落ちるような・・・。
やはり浅く広く対応幅の広い「オールラウンド」。侮れません。
以下、各メーカーの使用感です。(おもにパラフィン系)
(あくまで塗布時の使用感覚です。本来の滑走性能とは全く次元の違う感想です。
滑走性はお客様からの声をもとにしています。)
〈ガリウム〉
メードインジャパン、しかも東北製。という事でメインに使用しているユーザー多いんです。
割安感有。しかし、塗りずらくムラでやすい。特にワックス重ねてない板。
剥がす時もパラパラ・カリカリ感が強く本数こなすには一苦労。
仕上がり時のツルツルピカピカ黒光り感は一番。
滑走性は良し悪し両極聞かれる。スポット的にビンゴ!って感じなのでしょうか。
〈SWIX〉
とにかく無難、やはりメインで使用していたからでしょう。
でも、知名度の割りに、この辺りでは使用してるユーザー少ないです。何故?
滑走性も「はずれ無し」「特に悪くないんじゃない」と、まったりぽいです。
〈HOLMENKOL〉
数年前、近隣スポ少中心に講習会を開催していたようで根強いユーザーが多いです。
ワックスチャートが事細かいのでチョッと選定むずかしい。自分の勉強不足。
この辺りでは、「困ったらジーダブ(GW25アディティブ)」の神話があるようです。
〈TOKO〉
実は、昨シーズン初めて使用したんです。それまでなかったんです。すんません。
使ってあーらビックリ、伸び・馴染みがいい、剥がすのもいたって容易、シュルシュルって。
SWIXも使い易いけど、同等かそれ以上。来シーズンメインに検討したいです。
競技者で結構ユーザー多いですね。
〈R≒0〉
アールゼロです。数年前から気になってまして、昨シーズン初めて使用。
使用感はやはりガリウムに近く、シリーズ全体硬めのコンセプトなので、塗りずらい。
なれない方は難しいかもしれません、ソール焼付けに要注意です。
割高ですし、業務用としてはちとツライ。
でもね、このワックス、走ります。
昨年はシーズン終盤からだったので、高温用メインでした。・・・いいです。走ります。
あとは耐久性等データ不足で。
自分ではこれ使ってます。ハイシーズン用ワックス(パール)買わねば。
その他、いろいろなメーカー出てます。もし他で、使用感など判る方お知らせください。
いろいろ書いてみましたが、
ネット検索してみても「メーカーによる性能差はそれほど無い」という話が多数です。
結論から言うと私も全く同じです。
あるとすればメンタル的なところから来る「個人の思い入れ・思い込み」、
たとえば使用したその日の天候・雪質・コース状況・モチベーション、
あるいは友人とかの比較で、それ以降「○○製のワックスは良い!」って事になります。
私は、それでいいと思います。
そんな事での喧々諤々も「レジャー」であるスキーのもうひとつの楽しみだと思うのです。
by tune-saito
| 2007-02-01 19:20
| WAX
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