2024年 03月 03日
引っ掛かるエッジ |
今シーズン、なぜか多いご依頼が、
「エッジが引っ掛かって、乗れない曲がらない」件。
チェックすると、だいたいがですね~、
矢印のエッジ部分に、「ストーン研磨の跡」がはっきりと。
これは、滑走面とエッジの高さが同じ・平らという事。
本来ならエッジは「ビベル角度」として、
0.5° または1° 斜めに落とさなきゃダメなんです。
その仕上げが出来てない、甘い。
さらに、このストラクチャがストレート成分の強いクロス。
角も立っていて抵抗ある「キツイ」仕上がりなの。
雪面を咬んじゃって、板がまっすぐ行きたがる。
全体こんな感じの仕上がりでは乗れません。
さて、当工房の仕上げ。
溝の間隔は広いのですが、浅くて角は取れて滑らか。
直線に見えますがラインは ✕ 状にクロスされています。
エッジには縦スジ見えますがヤスリによる手作業の研磨跡。
ここの仕上げは譲れない。全面しっかりとビベルを仕上げます。
結果、操作しやすい滑らかなターンが実現できるのです!
お客さんからも口を揃えて「板が変わった!」と言われます。
シーズンは後半戦。楽しく滑りましょうよ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by tune-saito
| 2024-03-03 18:27
| チューンナップ
|
Comments(0)