思い入れ

1か月ほど前の話。

とあるリサイクルショップで、
山ほど並んでいた中に、寂しく埋もれていた逸品。


'04 FISCHER S500 FTi 170㎝。　売価ウン千円なり（涙）。


この板には借りがある・・・。


当時からスキーに携わる仕事はしていたのだが
「滑る」事には興味はなかった。

むしろ「嫌って」いた。

以前からの直板は、もはや回し込めず、
カービングにも、変な拒否感があった。

この板が出た当初も、トップの特異な形状に
「なんだこりゃ、かっこわる！」と。


・・・そんな意味で気にはしていた。



しかし、この板と出合い、すべてが覆された。

カービングの面白さを教えてもらった。

スキー観を変えてもらった。


この板がなければ、おそらく今の仕事はないであろう・・・。


という訳で、

恩返しをしなければなるまい。


いや・・・、


コイツは俺が来るのを待っていたのだ。

「再生してくれ！」と・・・。


で、お持ち帰り。さいきん、やっと処方をば。

まずはプレート変更。


ビストVFプレート（HART純正！）です！(大笑）

そして、その上に載っかるビンディングは

LOOK PX （しかもTEAM ジュニア用）！(笑）。

開放値MAX10もありゃ自分には充分、なにより軽いほうがイイ。


いずれにせよ、フィッシャー＋ビスト＋LOOK TEAM。
「ありえねぇ～」組み合わせ。

吉と出るか凶と出るか・・・、自分の板だもの、楽しくいきましょ！


瀕死の状態であったソールもしっかりフルチューンし、

世界にひとつだけのS500が出来上がった訳でありまして。


その後、いざ、ゲレンデへ！とはいかず
大会の付き添いでチョッとだけ持ち出しただけで、
まともに滑ってませんが、

印象としては、足下エッジプレッシャーがすごい。

ザイラーミドルターンなんか最高なんじゃない？

ただ、こっちもそれなりの覚悟で挑まなきゃ、って感じ。

次回、試したいと思います。（さて、いつになるか・・・）